Category * 気になるラベルへどうぞ

[ ABOUT ] (1) [ ESSAY ] (30) [ ITEM ] (17) [ NOTES ] (35) [ PHOTO ] (62) [ PICK UP ] (40) [ VIDEO ] (6) [ とり食堂 ] (35) 1984 (2) Acting (6) Art (16) Bags (6) Band (1) Beastie Boys (3) Birthday (5) Black (11) Blue (16) Book (12) Bread (2) Brown (6) Cinema (13) Coffee (2) Colorful (15) Comedy (2) Dance (1) Dayoff (24) Death (5) Dinner (16) DIY (6) Dream (8) F (2) Family (21) Fashion (29) Flower (9) Food (7) Friends (19) Fruits (4) Gold (4) Green (19) Grey (1) Holiday (2) Home (16) Japanese (2) Jewellery (3) Kids (7) Library (1) LiveShow (2) Love (20) LudwigWittgenstein (1) Lunch (9) Morning (5) Music (31) Navy (1) New Year (2) New York (5) Night (18) O (7) Orange (3) Pants (2) Park (3) Pink (15) Poetry (1) Purple (2) Quotes (1) Rain (1) Reading (7) Red (18) RIce (15) Salad (3) Sandwich (2) Shoes (4) Shop (1) Skateboarding (9) Skirts (1) Soundcloud (6) Soup (2) Sports (10) Summer (2) Tableware (6) Tea (1) Theater (2) Tops (3) Traditional (5) Tv (1) Video (25) Vynal (2) White (15) Wine (3) Y (9) Yellow (6) 鳥より (4) 弁当 (3)

2011/06/04

コリン・ファースの膝の上

 夢にコリン・ファースが出てきた。

 彼はとても優しく、なぜかわたしのことを好いてくれたようだった。そして、わたしは彼から求婚される。しかし、わたしの周囲の仲間からは彼との結婚を反対されてしまう、どうしてあいつなんだと反対されてしまう。そして周囲の仲間に彼から遠ざけるように連れられたわたしは、夜の街からもれる街頭の灯りで水面がキラキラと光る河の畔に逃げた。あれは、たぶんセーヌ川だったのだとおもう。『ボーイミーツガール』で観たやつか、『恋人たちのディスタンス』で観た、あのセーヌ川だったとおもう。
 そこへ彼が現れて、こう言った。

 《 僕と一緒にいようよ君と一緒にいたいんだ 》

 わたしは再び彼から愛を告げられた。
 周囲の仲間はやっぱり止めた、わたしをひき止めた。けれど、セーヌ川の畔にいるわたしは、その時すでに彼の優しいところに気がついていたようで、仲間の声を無視してそっと彼に近づき、彼がこぼす次の言葉をじっと待った。
 彼もわたしの目をじっと見た。そして、余命一ヶ月なのだとわたしに告げたあと、こう言った。だからその日がくるまで君と一緒にいたいんだ、と。
 わたしは突然、胸がギューと痛くなり涙が溢れてきた。そして、彼への好意が愛情へとかわる音を自分の体内から聞いた。炭酸水の泡がグラスではじけるようなどこまでも透明な音が、聞こえた。
 わたしは彼の膝の上に顔を埋めて泣いた。彼の膝は暖かくて、触れ合った身体は想像していたよりも大きく感じた。わたしはどこか、彼を「貧弱だ」って思っていたようだった。
 彼の体温から感じられる暖かい愛情が心地良く、わたしは眠りにつく寸前のような重力のない幸せに満たされていた。だけど、時がくればわたしたちも離れ離れになってしまうのだという未来への哀しみが、乾いた布にじわじわ染みていく水のように、わたしの心を浸食してくる気配を感じて、泣いた。

 そんな夢をみた。
 なぜ、コリン・ファースが登場したのかわからない。それでも起きた時、わたしは夢のままに泣いていて、布団の上でしばらく泣いたまま宙を見ていた。
 なんだかよくわからない夢だけど、妙に幸せだったから、書き残しておこう。

0 件のコメント:

コメントを投稿