Category * 気になるラベルへどうぞ

[ ABOUT ] (1) [ ESSAY ] (30) [ ITEM ] (17) [ NOTES ] (35) [ PHOTO ] (62) [ PICK UP ] (40) [ VIDEO ] (6) [ とり食堂 ] (35) 1984 (2) Acting (6) Art (16) Bags (6) Band (1) Beastie Boys (3) Birthday (5) Black (11) Blue (16) Book (12) Bread (2) Brown (6) Cinema (13) Coffee (2) Colorful (15) Comedy (2) Dance (1) Dayoff (24) Death (5) Dinner (16) DIY (6) Dream (8) F (2) Family (21) Fashion (29) Flower (9) Food (7) Friends (19) Fruits (4) Gold (4) Green (19) Grey (1) Holiday (2) Home (16) Japanese (2) Jewellery (3) Kids (7) Library (1) LiveShow (2) Love (20) LudwigWittgenstein (1) Lunch (9) Morning (5) Music (31) Navy (1) New Year (2) New York (5) Night (18) O (7) Orange (3) Pants (2) Park (3) Pink (15) Poetry (1) Purple (2) Quotes (1) Rain (1) Reading (7) Red (18) RIce (15) Salad (3) Sandwich (2) Shoes (4) Shop (1) Skateboarding (9) Skirts (1) Soundcloud (6) Soup (2) Sports (10) Summer (2) Tableware (6) Tea (1) Theater (2) Tops (3) Traditional (5) Tv (1) Video (25) Vynal (2) White (15) Wine (3) Y (9) Yellow (6) 鳥より (4) 弁当 (3)

2011/06/08

顔をとりもどす切符

 まずい、顔を忘れてしまった。

 困った状態が続くと、人それぞれ食欲減退や不眠など色々な症状が出るだろう。
 わたしの場合はと言えば、自分がどんな顔をしていたのか忘れてしまうという症状が出る。もともと視力が悪いのに、困った状態の時はいつにもまして鏡を見ないからだろう。

 《いや、そんな理由ではない》

 顔を洗う時も、歯を磨く時も、鏡の前に立っているし、鏡の中に映る自分とは目が合っているような気がする。しかしそれでも顔が思い出せないのだ。ただ、なんとなしに「忘れちゃった」という感じなのだ。

 そんな困った状態が始まってから、そろそろひと月が経ってしまった。「こんな状態も時々はいいかな」なんて考えが頭をよぎることもあるが、経験上この状態がこれ以上長引くと、健康や生活に著しく害を及ぼすことを、わたしは知っている。

 《いい加減、顔をとりもどしたいものだ》

 そろそろ重い腰を上げなければならない。明日は電車に乗って、鏡を見にいこう。